歯の治療は、「痛い」「怖い」「お金がかかる」といったイメージが一般的ではないでしょうか?でもご安心ください。歯医者に行っても痛くない、そんなにお金もかからない、いい方法があります。

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それは、歯が悪くなる前に歯医者に行くことです。

むし歯や歯周病は、初期のうちなら簡単に治療が終わり痛くありません。ひどくなってから治療すると麻酔は必要だし、何回も通院しなければならないし、奥歯は銀歯になるし、白い歯にするとお金がかかります 。さらに、病気になる前に予防すれば治療の必要もなくなります。

いま治療が終了した方の多くが「痛くなる前に」「痛くならないために」定期的に検診を受けています。

定期検診では、病気の点検だけではなく、予防のために歯のクリーニング(除菌)を行います。

今、予防を選択すれば、その選択は10年後20年後に正しかったと思っていただけるでしょう。ぜひ、その第一歩をふみだしてください。

むし歯、歯周病の予防はメインテナンスで本当に直ったの?

むし歯や歯周病の原因である細菌は、バイオフィルムという特殊な形態をとるため、歯ブラシだけでは十分に取り除けません。また歯周病の原因である細菌は、1回除菌してもおよそ3ヶ月でもとの状態に戻ることが確認されています。細菌が戻る前に除菌しなければ、歯周病は再発してしまいます。

あなたの歯を守る最善の方法 歯のメインテナンス

メインテナンスとは、むし歯や歯周病のリスク(病気のなりやすさ)を判定し、その結果に応じてそのリスクを軽減させることを目的とします。

具体的には、

  • むし歯や歯周病の原因菌の除菌(歯のクリーニング)
  • より効果的なホームケアの指導
  • リスクを軽減するための生活指導

を行います。

メインテナンスも治療の一部

毎日少しずつ蓄積していく細菌が、むし歯や歯肉の炎症など悪い作用を起こすようになるほど蓄積する前に、細菌を取り除くことができれば再発を防止することができます。メインテナンスの間隔は基本的には4ヶ月とされていますが、お口の状態によって1~2ヶ月に1回になることがあります。

毎日の歯磨きによって細菌の増殖を抑え、さらにそれでも少しずつ増殖してくる細菌を定期的に徹底的に除菌すること この繰り返ししか歯周病をコントロールしていく方法はありません。もし、メインテナンスを定期的に行わないと、確実に歯周病は進行したり、再発してしまいます。

お口の健康維持のポイントは、あなたの積極的な「悪くなる前の除菌」です。

メインテナンスを定期的に

学術的に裏付けられたメインテナンスの効果

スウェーデンのAxelssonとLindheは、歯周病の治療を受け治癒した後、3ヶ月ごとのメインテナンスを受け続けた人々と、応じなかった人々の、治療直後から6年後の歯周病の状態の変化を追跡調査しました。

その結果、メインテナンスに応じた人々は89%が治療直後より改善または治療直後と変化なく、悪化したのはわずか11%でしたが、メインテナンスに応じなかった人々では89%が治療直後より悪化(悪化55%、やや悪化34%)しました。 (Axelsson&Lindhe 1981)

つまり、歯周病は適切な治療を受け治癒しても、その後にメインテナンスに応じなければかなりの確率でまた悪化することが研究結果から裏付けられたのです。